サッカーのレアル・マドリードに所属するスター選手、
フランス代表FWカリム・ベンゼマ(25)が、スピード違反で刑務所に入る
可能性が出てきた。警察当局によると、2月3日未明にスペインのマドリード郊外
にある100キロ規制の幹線道路で、116キロオーバーの216キロで
走っていたところを自動速度違反取り締まり装置に
写真とともに記録されたという
地元紙エル・パイスによると、1~4年の免許停止、
罰金や社会奉仕活動のほか、3~6カ月の懲役の可能性があり、
さらに6~12カ月に延びる可能性もある。理由は過去の運転歴で、
09年の11、12月に相次いで交通事故を起こし、11年6月には
カーチェイスによるスピード違反を犯している。今回もカーチェイスを
行っていたという情報もあり、別の車が260キロで並走していたという。
前日2月2日は敵地のリーグ戦でグラナダに0―1で敗戦。
後半開始から出場して無得点に終わったベンゼマは車を飛ばしてストレスを
発散したのかもしれないが、その代償は高くつきそうだ。
当初は2月26日に裁判所に召喚されていたが、スペイン国王杯準決勝の
バルセロナ戦を理由に延期が認められた。次の召喚日は3月26日が有力で、
W杯欧州最終予選の大一番であるフランス―スペインの開催日。
クラブだけでなくフランス代表でもエースがいなくなれば、
ともに大きな戦力ダウンは避けられない状況だ。
―スポニチ―