日本代表はポーランドに0-1で敗れながらも、2大会ぶりにグループリーグ突破を決めた。コロンビアとセネガルの試合経過を受け、ボールを回して時間を稼ぐことを選択し、フェアプレーポイントの差で勝ち上がったのである。
「プランになかった選択を迫られたなかで選んだのが、他力だった。自分の心情とすれば不本意です。でも選手に遂行させました。ただワールドカップはそういう戦いもあって、その選択が正解と出れば、それは勝負に勝ったということなのかなと。ワールドカップでこのグループステージを突破するなかで、監督としての究極の選択かもしれません」
この勝ち上がり方には世界各国で賛否両論が挙がっているが、その采配を下した西野監督自身も複雑な心境を吐露した。
何よりも結果を重視し、見事に2大会ぶりのベスト16進出を勝ち取った西野監督が見据えるのは、未知の領域。日本サッカー史上初のワールドカップベスト8進出を、本気で狙っているのだ。
「ベスト16は日本のサッカー界が初めて体験するポイントではないです。過去2大会で、ベスト16の時点で全力を尽くして試合に臨んでいった日本代表チームがあったと思います。おそらく今同じような状況かもしれませんが、気持ちの上で対戦相手より、今まで以上に優位なスピリットを持ち、精神的にも、今までの状況とは違う持ち方をさせたいなと思います。今までの2大会とは違う状況で臨むんだと。そういうものを、この3日の中で持たせたいなと思いますし、今日の分まで強気でゲームを迎えたいなと思います」
西野監督は強豪ベルギーにも臆さないメンタリティを植え付け、新たな歴史を作れるか。次戦でも指揮官の手腕に注目したい。
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=43152「プランになかった選択を迫られたなかで選んだのが、他力だった。自分の心情とすれば不本意です。でも選手に遂行させました。ただワールドカップはそういう戦いもあって、その選択が正解と出れば、それは勝負に勝ったということなのかなと。ワールドカップでこのグループステージを突破するなかで、監督としての究極の選択かもしれません」
この勝ち上がり方には世界各国で賛否両論が挙がっているが、その采配を下した西野監督自身も複雑な心境を吐露した。
何よりも結果を重視し、見事に2大会ぶりのベスト16進出を勝ち取った西野監督が見据えるのは、未知の領域。日本サッカー史上初のワールドカップベスト8進出を、本気で狙っているのだ。
「ベスト16は日本のサッカー界が初めて体験するポイントではないです。過去2大会で、ベスト16の時点で全力を尽くして試合に臨んでいった日本代表チームがあったと思います。おそらく今同じような状況かもしれませんが、気持ちの上で対戦相手より、今まで以上に優位なスピリットを持ち、精神的にも、今までの状況とは違う持ち方をさせたいなと思います。今までの2大会とは違う状況で臨むんだと。そういうものを、この3日の中で持たせたいなと思いますし、今日の分まで強気でゲームを迎えたいなと思います」
西野監督は強豪ベルギーにも臆さないメンタリティを植え付け、新たな歴史を作れるか。次戦でも指揮官の手腕に注目したい。

韓国で行われているU-20ワールドカップ。日本代表はイタリアとのグループステージ第3戦に2-2で引き分けた。
イタリアと勝点で並んだ日本は得失点差で3位に。ただ、3位であっても6つあるグループ(A~F)のなかで上位4番目までに入れば決勝トーナメントに進むことができる。これにより日本はグループC3位のコスタリカとともに勝ち抜けが決まった(残り2チームは本日の結果で決まる)。
そんな一戦では2-2で迎えた終盤にイタリアが最終ラインでボールを回し続け、日本も積極的に追わないという時間が続いた。
この時間稼ぎについては、『Globo』や『ESPNアルゼンチン版』、『24 Horas』でも報じられていた。
『ESPN』では「攻撃することを止め、試合が終わるまで同じ場所でボールを回すことに終始した」などとして、イタリアと日本による“一種の共謀”だったと伝えていた。アッズリーニがボールを回し、日本のアタッカーも決して本気ではプレッシャーに行かなかったとも。
また、『24 Horas』では、「メディアは『スキャンダラス』だと断じた」などとしていた。とはいえ、こういう展開になればどちらもリスクを負わなくなってしまうのは必然ではあるだろう。
なお、グループAで3位だったアルゼンチンは、本日行われるE・F組の結果で決勝トーナメントに進めるか否かが決まる。ただ、現時点で6グループ中4番手となっており、最も厳しい位置にいる。
https://qoly.jp/2017/05/28/u-20-world-cup-japan-vs-italy-stop-attacking-iks-1イタリアと勝点で並んだ日本は得失点差で3位に。ただ、3位であっても6つあるグループ(A~F)のなかで上位4番目までに入れば決勝トーナメントに進むことができる。これにより日本はグループC3位のコスタリカとともに勝ち抜けが決まった(残り2チームは本日の結果で決まる)。
そんな一戦では2-2で迎えた終盤にイタリアが最終ラインでボールを回し続け、日本も積極的に追わないという時間が続いた。
この時間稼ぎについては、『Globo』や『ESPNアルゼンチン版』、『24 Horas』でも報じられていた。
『ESPN』では「攻撃することを止め、試合が終わるまで同じ場所でボールを回すことに終始した」などとして、イタリアと日本による“一種の共謀”だったと伝えていた。アッズリーニがボールを回し、日本のアタッカーも決して本気ではプレッシャーに行かなかったとも。
また、『24 Horas』では、「メディアは『スキャンダラス』だと断じた」などとしていた。とはいえ、こういう展開になればどちらもリスクを負わなくなってしまうのは必然ではあるだろう。
なお、グループAで3位だったアルゼンチンは、本日行われるE・F組の結果で決勝トーナメントに進めるか否かが決まる。ただ、現時点で6グループ中4番手となっており、最も厳しい位置にいる。
さらに後半40分過ぎには引き分けでも2位が決まるイタリアが最終ラインでボールを回す時間が続き、日本も無理にプレッシャーを掛けることはない。変化のない試合を見守る観客からはブーイングが飛ぶだけでなく、スタジアムを後にする姿も目立ち始めたように、決して終盤の試合内容は見応えのあるものではなかった。
選手たちはもどかしさを感じつつも、すべては“決勝トーナメント進出”のためにと割り切っていた。2得点を奪った堂安が「あれもサッカーだし、自分たちが上に行くための作戦、戦い方。見ている人が楽しいプレーをするのはもちろんですが、勝ち上がるためにはああいう戦い方も大事」と語れば、1アシストを記録したMF遠藤渓太(横浜FM)も「あの時間は楽しくなかった」と苦笑しつつも、「これもサッカー」と続ける。
「本当は仕掛けたかったけど、自分だけの大会ではない。誰一人サッカーを楽しめていなかったと思うけど、これもサッカーだと思う。本当に勝つことよりも、ある意味、大きな経験ができたと思う」(遠藤)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170528-01640235-gekisaka-socc選手たちはもどかしさを感じつつも、すべては“決勝トーナメント進出”のためにと割り切っていた。2得点を奪った堂安が「あれもサッカーだし、自分たちが上に行くための作戦、戦い方。見ている人が楽しいプレーをするのはもちろんですが、勝ち上がるためにはああいう戦い方も大事」と語れば、1アシストを記録したMF遠藤渓太(横浜FM)も「あの時間は楽しくなかった」と苦笑しつつも、「これもサッカー」と続ける。
「本当は仕掛けたかったけど、自分だけの大会ではない。誰一人サッカーを楽しめていなかったと思うけど、これもサッカーだと思う。本当に勝つことよりも、ある意味、大きな経験ができたと思う」(遠藤)
